購入段階から考えさせられる立ち位置 - iPhone 3G
ソフトバンク表参道店で一番最初にiPhoneの契約を完了した人は、すぐにその場で電話をかけたということがメディアから一斉に報道された。それはiPhoneという「電話」を手に入れたからこそ、電話をかけたということが注目されたことに他ならないわけで、Safariでmixiにアクセスしたとか、iPodの機能で何の曲を聴いてみたとか、そんなことが報道されたとしたらなんだかしっくりこなかっただろう。
契約してすぐに電話をかけるということは、電話器としてそれは当たり前のことなのだけど、ソフトバンク表参道店以外でiPhoneを契約した人の中には、そうでなかった人もいたようだ。
最近のケータイにはSIMカードという電話番号が書き込まれた小さなICカードがケータイの中に入っていて、契約時に販売店が電話番号をあらかじめ書き込んでから、契約者にケータイ本体と同時に手渡す。契約者はそれからすぐに購入したケータイで電話をかけられるというわけだ。しかしながら今回のiPhoneはちょっとちがって、データの書き込まれていないSIMカードが手渡されるというパターンが少なからずあったようだ。
つまり、ソフトバンク表参道店のような大きな店舗では、契約時にその場でSIMカードに書き込み&iPhoneをパソコンに接続して認証をとっていたようで、一方で他店では、そのようなことは行わず、空のSIMカードと未開封のiPhoneを手渡されて、自分で認証をとるように言われたというふたつのケースがあったということになる。自分で認証…というと、なんだか非常に手間のかかることのような気がするけど、iPhoneはパソコンにインストールされた音楽管理ソフトiTunesと接続することが前提となっていて、認証は最初のiTunesとの接続によって自動で、しかも十数秒で行われるという。 (とはいえ、実は認証には非常に苦労させられたのだけれど、それについては次の記事で。)
なるほどそれなら簡単…と、未開封のiPhoneをショップから家へ持ち帰ったわけだけど、今までに契約したケータイは、そのほとんどをショップから家へ向かう最中に端末を操作しながら触り心地や操作感をチェックして、家に着くころに少ししか入っていなかった電池が切れる…というパターンだったのが、一転してiPodを買ったような、あるいはほかの何かの家電製品を購入した気分に。報道では「電話」を感じさせ、自分で購入するときは「音楽プレーヤー」を感じさせる…家で開封するときのドキドキ感を味わうことができたiPhone。早くもiPhoneの電話としてのデメリットや、これまでの電話にはない未来を感じさせるメリットなど、使用段階でのiPhoneの立ち位置が議論されているけれど、それは購入段階からでもふつふつと感じることができるのです。
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