2007年12月アーカイブ
多摩センターにて空の紙袋が人々の視線を奪っていたトラップをみかけた次の日、今度は横浜の駅にてちょっとしたトラップを偶然みかけた。東横線の改札で、おそらくシステムか何かのエラーによるものだと思うのだけれど、切符やスイカ・パスモを一切受け付けないものが数多く並んでいる改札のうちひとつだけまじっていたのだ。なによりもトラップらしいところは、受付中であることを示す矢印だけは正常に点灯していたというところ。
正常に受け付けていることを示している矢印が付いている一方で、実は受け付けていないことを示すスイカ・パスモをタッチする場所のランプの不点灯...という組み合わせにはなかなか巡り合うことがない。そんな状況に出くわす人々がとる行動は実に様々で、最初から気が付いてこの改札を避ける人、スイカ・パスモをタッチしてみて初めて気がつく人、何度もタッチを試みる人、タッチする直前に気が付いてサラリと身をかわす人...
ちょっとした用事で訪れた多摩センターでは毎年恒例のイルミネーションがきれいであった。このイルミネーションを見るのは今年で6年目となるけれど、少しずつ少しずつ変わっていく様は、多くの人が行きかう都心の変化の激しいイルミネーションと比べて実にマイペース。ほどよく通行路が広くて、訪れる人が自由な場所で写真を写している様はなんとも安心させられる。それに、このような同じイベントを6年間見続けるとちょっとした変化がわかります。2002年以来、デジカメで撮影する人は本当に増えました。
そんなイルミネーションを楽しみながら小田急多摩センター駅改札へと向かうと、赤い紙袋がなにげなく道のど真ん中に落ちている(置いてある?)様子に出くわした。忘れものかな?と思うにはあまりにも不自然な位置にあって、中をのぞいてみても空っぽだったので、たぶんゴミなのでしょう。でも、非常に目立つ赤い色、ゴミとは思えないほどしっかりした袋は行き交う人々の視線をくぎ付けにしていました。紙袋とすれ違うときに多くの人がチラッと袋の中をのぞいていきます。本当におもしろいほど、多くの人が。
袋の中をのぞくというわかりやすい行動を簡単に引き寄せてしまう紙袋。たぶん、このへんのポスターなんかよりも人々の注目を浴びていることはまちがいない。紙袋が意図的に置かれたのかどうなのか、あるいはなにか目的があった置かれたものなのかどうなのか、それはわからないけれど、街中にこのようなちょっとしたいたずらを仕掛けるだけで人々の行動を誘うことができるらしい。
そんな光景をなんとなく記録にとることを考えた場合、ひとつのやり方としては反応した人をカウントすることだろう。この日の多摩センターには、調査か何かのアルバイトであろうカウンターを手に持ってパイプ椅子に座っている人を多く見かけたのだけど、そのやり方で反応した人をひたすら数える。できれば、反応しなかった人も数えられれば比較ができるようになる。数えてみると、ただ見ているのとはインパクトの違う結果になることがよくあるんです。
最近はケータイのカメラも高性能になっているので、ビデオに撮ってみるのもありかもしれない。ビデオに収めておけば後で数えることもできる...と思ったのだけれど、一方向からの映像では人が重なり合う場面が多くあって、数えられない場合もありそうだ。
映画「デジャヴ」では、街の監視システム「タイム・ウィンドウ」が表現されていた。街の至る所にカメラを設置し町の光景を撮り、撮ったすべての映像をコンピュータで処理をかけることで、4日と6時間前の過去を同時刻に一か所のみ監視できる...たとえ家の中でも...というものだ。手元のトラックボールのようなインターフェースでリアルタイムに過去の街の映像を映し出す場面がなかなかセンセーショナル。また、iPod touchのcover flowやphoto機能は、指で次から次へと写真をめくる感覚を実現していて非常に気持ちがいい。
そんなセンセーショナルで気持ちがいい感覚が実現されているのが「EGG Video 360」という360度全方位ビデオ。ビデオといっても、このキッドはレンズとソフトウェアのセットで、ビデオカメラは一般的なものが使える。その特殊なレンズが独自の形式で360度のパノラマ映像をとらえ、編集時にセットのソフトウェアで処理をかけることで、再生時のビデオ映像をリアルタイムにマウスで360度回転させることができる。
例えば、(難しいとは思うけど)頭の上にビデオを設置して、録画状態にして街を歩くと、歩いた軌跡から見える光景360度すべてが映像として記録される。常に前を向いて歩いていたとしても、後にソフトウェアで映像を処理すれば、後ろ向きで歩いた映像というものも再現することができる。
EGG Video 360
http://www.home360.co.jp/video/index.htm
ケータイで撮影した映画の展覧会「ポケットフィルム・フェスティバル」が横浜にある東京藝術大学で開催されている。半年くらい前に作品を募集していたのを目にしてことがあって、その展覧会がいよいよ開催された、というところだ。作品の前提は携帯電話で撮影した動画ということ。アウトプットはスクリーン上映などもあるみたいで詳しいことはわからないのだけれど、前提条件が携帯電話で撮影した動画というのはインパクトがある。
携帯電話で撮影するということはいままでにない撮り方ができるということで、それは撮影中の携帯電話を投げるなどといった例が朝のNHKで紹介されていた。携帯電話は常に身につけておくもので自分の視点をカメラで切り抜くことが非常に容易で、撮影中の携帯電話を投げるというアクションで自分が投げられたときの視点が記録されるという点がおもしろい。(投げられた携帯電話の姿はいささか痛々しそうであるけれど。)
あとは、携帯電話のカメラという非常に限られたスペックを使う点は普通の人とプロとの間の障壁を低くするというということだと思うし、あるいはそれを逆に考えるとこどもとおとなの間の障壁をも低くするということだと思う。その意味では、今回のポケットフィルム・フェスティバルの小学生ワークショッププログラムによる作品はとても楽しみだ。(が、実は最近のこどもは大人以上に携帯電話を使いこなしているのではないかという気もするけれど。)
ボケットフィルム・フェスティバル
http://www.pocketfilms.jp/ja/
DoCoMo F905iを購入しました。
先月リリースされたDoCoMoの905iシリーズはまさに大改革で、料金プランか端末の購入方法などといった部分もそうだけれど、端末だけをみても大きく進化している。大きく進化...といっても目新しい機能というわけではなく、いままでに他キャリアを含めて一部のハイエンド機種に採用されてきたハイスペックな機能(VGA/大画面液晶・国際ローミング・HSDPA高速通信・ワンセグなど)が905iシリーズでは全機種に採用された...というインパクトだ。
ぼくが今回の905iシリーズで最初に注目したのが、905iシリーズで共通しているVGAムービーとHSDPA高速回線。905iシリーズでは全機種でVGAサイズの動画を撮ることができる。904iと比較して905iの特徴をHSDPA高速回線やワンセグ、あるいはカメラの高画素化などが挙げられているのだけれど、カラログなどではあまりアピールされていないムービーのVGA化といったところまで進化している点が実は素朴にすごいことのように思える。ファイル形式でH.264を採用したところもそうで、VGAと相まってMacなんかではリニアにDVDが作れてしまう。ケータイのムービーでDVD、なのです。
次にHSDPA高速回線だけれど、ウェブの閲覧などといった下り回線の速度はもちろん快適になるのだろうけど、それとは別にこれからちょっとおもしろくなりそうだなと思っているのがメールの送信。903iシリーズからメールに添付するファイルの容量が2MBまで可能になったのだけれど、2MBのメール...例えば40秒ほどのムービー...を送ろうとすると3分くらいかかってしまっていた。せっかく長いムービーを送れるようになったのだけど、送るのにものすごく時間がかかっていた。でも、HSDPA高速回線のおかげで、それがかなり短縮されそうだ。ケータイひとつでちょっとしたムービーをサクサクとメールで送ることができる。いよいよ本格的なムービー写メールの時代到来か...というよりは、ウェブとからめて何かセンセーショナルなやりとりが生まれそうな予感がする。みんながこぞってYouTubeにムービーをケータイからアップする、とか。ケータイひとつでムービーをアップするということは、これはたぶんすごいことだと思う。
ちょっとしたノリで今回、F905iが手元に届いたので、modernomadology的な905iのリッチな活用例をこれから少しずつレポートしていきたいと思います。
最近のデジカメにはシャッターボタンを押さずとも常に人の顔を検出し続けている機能が搭載されているけれど、SONYのスマイルショットは笑顔を検出すると自動的に撮影してくれるというもの。
DoCoMo 905シリーズの中でちょっとおもしろそうだな、と思ったのがN905i / N905iμに搭載されている「ライフヒストリービューア」。今回の905シリーズはドコモとしては大躍進で、シリーズ共通のVGA以上の高解像度液晶やH.264形式での高画質録画が可能なムービーなど見どころが満載なのだけれど、ライヒヒストリービューアはたぶん、使っていくうちにじわじわと味が出てくるかゆい所に手が届く機能になるかもしれない。
手帳を選ぶ季節がやってきた。手帳の売り出しはすでに10月ごろから始まっているけれど、優柔不断でどうしても悩んで買いそびれてしまう性格の人はいよいよこの時期に決めなければならない。悩んでいるうちが一番楽しいとはいうけれど、ぼくは、今年の手帳はほぼ日手帳2007を使っていて1年間なんともしっくりきていたため、来年も同じものを使おうとほぼ日手帳2008を選択。
保存論であるとか、記録法であるとか、ちょっと固いことをいったものの、実際はそんなことを意識しなくてもいいと思います。その点では、ほぼ日手帳は文庫本サイズで1日1ページを自由に使うことができる。時間軸と点線で薄いマス目だけで構成されたほぼ日手帳のフォーマットは、特にそれを意識せずに自由に書き込むことができるのだ。







