[fw00] 湘南を歩く
アド街ック天国で春日部が取り上げられたときの話。「車の春日部ナンバー」がランキングの30位に入ってしまうほど、春日部には番組になるネタがないのかって思ったんだけど、そのときにちょっとだけ出演していた春日部人のインタビューで、「湘南ナンバーなんてかっこいいですよね」って言っていたのを今でも覚えている。そう、それはぼくも例外じゃなくて、春日部人の多くはなんとなく湘南ナンバーにちょっとした魅力を感じているような気がする。
春日部のある埼玉県には海がないからかもしれない。あるいは、春日部という三文字のナンバーよりもやっぱり湘南ていう二文字ナンバーのほうがしっくりくるからかもしれない。いずれにしても、海のある県や二文字ナンバーなんてのは湘南のほかにもいっぱいあるのだけど、どうしても「湘南」ていう文字にちょっとした魅力を感じてしまう。東京を挟んで向かいにあるお国だから、かもしれない。
春日部に住んでいて湘南を身近に感じさせてくれるのがこの湘南ナンバーなんです。春日部っていう街で稀に目にする湘南という文字。海もなければ湘南っぽい人もいない春日部という地を、湘南という文字を背負った車が平然と走っているだけで、車は全国に転がる車であるにもかかわらず、どこか湘南ぽさを感じさせてくれる。自分の頭の中で湘南という文字に刺激されながら湘南のイメージを思い浮かべているからなのかもしれない。パブロフの犬ほど大きなものではないけれど、湘南に限らずともたぶんそういう刺激と連想は普段から常に起きているような気がする。
今週から約二ヶ月にわたって、あまり訪れたことのない湘南をただ歩いてみようかと思います。春日部で思い描いていた湘南という雰囲気が、はたして本当に湘南たるものなのか。春日部で僕を魅了してくれたのは「湘南」という文字であるから、ベタであるかもしれないけどまずは湘南の地で「湘南」という文字にひたすら触れてみようかと思います。
約二ヶ月かけて湘南を歩いた後、再び春日部で思い描く湘南のイメージが変わっていたら、それが「わかることは、かわること」なのかもしれません。
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