2007年4月アーカイブ

[fw02] 江ノ電に乗る

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第02回フィールドワーク[fw02]
日時:4月26日(木)18:30~21:30
場所:江ノ島電鉄・藤沢駅~鎌倉駅
手段:電車

※このブログでは今後、フィールドワークのフィールドノート的記録をしていきます。ブログというパブリックなツールを利用しているにもかかわらず、自分に対する自分のためのメモ感覚で記述していくので、読みづらいとは思いますがご了承ください。

(途中までブラウザで書いていたらマウスのクリックが暴走して書いたものがパァに!...一から書き直しました...ううう。)

前回は江ノ電の江ノ島駅まで徒歩でフィールドワークをしたので、今回も引き続き江ノ島駅から徒歩で...と考えていたのだけど、今回も所用で夜になってしまったし、江ノ島周辺は湘南っぽさでいっぱいだろうから昼にやったほうが面白いんじゃないかと思って、今回は別のことをすることに。

このフィールドワークの先生が「同じ場所に3時間居続けるのもフィールドワーク」と言っていたのを思い出し、さらに「まずは、人に注目する」という合言葉が頭をよぎる。前回は湘南という文字(モノ)に注視していて、しかも夜であったことから人を見る機会が皆無だった。それに、このフィールドワークは江ノ電周辺という指定があるので、江ノ電に乗らないのももったいないとも思ったため、今回は第2回目とはいえ、前回と全く違うことをやってみることに。(フィールドワークは10回行うことになっているので、まだまだ自由が利くと思いましたし。)

今回のフィールドワークは、「江ノ電乗りっぱなし」。みんなが大好きな端っこの席を始発から確保しつつ、終点まで向かいの席に座る人々を観察することに。江ノ電に乗る人を観察することで、湘南がみえてくるんじゃないかなって目論見。(フィールドノート(メモ)として、人の絵も描いてみたけれど、とてもじゃないけど公開できないレベル(笑))

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[藤沢18:36発、鎌倉行]

・藤沢→腰越

20代で細身の大人っぽい雰囲気を醸し出した女性。黒のロングヘアーと黒のコートがその雰囲気をさらにひきたてている。左手にミスタードーナツの箱をもち、その内側には白いバッグ。共に膝の上に乗っけている。右手にはケータイ。目線もケータイに注がれている。

湘南海岸公園あたりからはケータイをバックにしまい、右手を顔にあてたり両手をミスドの箱に添えたりしながら考え事。自動再生だからだろうか、電車内のアナウンスがひと駅分遅れていて、車内でそれに気がつく人がちらほらいたけれど、この女性は気がつくしぐさを全く見せない。地元の人で江ノ電に慣れているのかもしれない。腰越で下車。

・腰越→由比ヶ浜

幼稚園児くらいの子供が座る。もちろん、立ちで両親とともに。(大きめの乳母車はこの子のものか?)座るというか、立膝をしながら窓の外をガン見。(外はちょうど海岸。夜で暗くて見ることはできないと思うんだけど...)リュックを背負っている。たまにドア付近まで歩いたりして、あまり落ち着かない様子。江ノ電はきついカーブが多いため、この子が僕のもとへぐらついてきた。両親に謝られる。

七里ヶ浜に着くと靴を脱ぎ始め、席に立ってしまう。相変わらず、窓の外をガン見。お母さんが隣の席に座る。子供は相変わらず落ち着かないが、うるさいわけではない。不思議。

(海が近いからか、開いた窓から冷たい風が入ってくるのに気がつく。すると車掌さんがやってきて、窓を閉め始めた。ナイスタイミング。)

稲村ヶ崎に着くと、お父さんははす向かいの席へ。「お父さん寝てるよ」「寝てないよ」という会話。地元の人ではない?由比ヶ浜に着くと車内は空席が目立ち、子どもとお母さんはお父さんのもとへ。子供は下車したわけじゃないけれど、目の前の席は空席に。

・由比ヶ浜→鎌倉

空席。結局、由比ヶ浜まで目の前の席に座っていた子供とその両親は鎌倉まで乗車。

(藤沢まで戻るつまりだったので終点の鎌倉についても乗りっぱなしで大丈夫かなと思っていたけど、車掌さんに追い出されてしまった。江ノ電は整列乗車。)

[鎌倉19:24発、藤沢行]

・鎌倉→七里ヶ浜

20 代で2人組の女性。カジュアルな雰囲気を醸し出していて、ものすごい数のバッグを抱えている。左肩に茶色のバック、左手に黒いトートバッグ、右手には「花かまくら」という文字と花の絵が印刷された白い紙袋、右腕に春物のコート。これらが膝の上に集結している。トートバッグも紙袋もパンパンで、紙袋にはさらにビニール袋がいっぱい。鎌倉へショッピングしに行ったのだろう。

2人組なので軽い談笑。由比ヶ浜あたりからはお互いなにかの紙を見ながら談笑。地図っぽい。稲村ケ崎あたりからはすごく静かにしゃべったり、沈黙があったり。(気がつかれたのかも...)七里ヶ浜で下車。

・七里ヶ浜→鎌倉高校前

50~60代のサラリーマン。グレーのYシャツで、黒ベースに金の勾玉っぽい装飾が入ったネクタイが目立つ。左腕の下に黒カバンを置いて、アームレストのようにしている。途中から寝始めるも、2駅先の鎌倉高校前で下車。

・鎌倉高校前→江ノ島

目の前の席にはトートバッグがお座りになられました。予想外!バッグが座るなんて!というのも、6人組の女子高生が乗車してきて、長椅子の真ん中あたりを陣取ったため、そのうちのひとりの手荷物が僕の目の前の席に置かれたというわけ。たぶん、このバッグも席に座るひとりだと思い込み、じっくり観察。江ノ島駅に着くとバッグの持ち主がそのバッグを手に取ったために、空席に。

・江ノ島→鵠沼

空席。

・鵠沼

またまた思わぬお客さん!鵠沼駅に着くとガが入ってきて、一瞬だけど目の前の席を羽ばたいておられました。このガも、目の前の席に座った人としてカウント。ただ一瞬だったから全く観察できなかった。

・鵠沼→藤沢

空席。(隣を陣取っていた女子高生集団は藤沢で下車。)

[藤沢20:12発、鎌倉行]

・藤沢→湘南海岸公園

少し落ち着きのあるツインテール(?)の女子高生。バラの絵が入った白いバッグを膝の上に置き、通学用(と思われる)黒いバッグを左腕の下に抱え込んでいる。右手にはケータイ。ひたすらケータイを操作敷いている。

鵠沼を出るとケータイをブレザーのポケットへ入れ、白いカバンの取っ手に両手を添える。その状態で指と切符を何やらいじってる。切符...家に帰るわけじゃないのかな?再びケータイを手に取ると、そのまま湘南海岸公園で下車。

・湘南海岸公園→腰越

奥にいた50~60代の女性がやってきて、座る。グレーの上着に黒のインナー、グレーのパンツ...とワークスタイルっぽい身なりで、左腕と腰の間にブラックブラウンの革カバンを挟み込みながら、両腕を席にゆったりたらんと伸ばしている独特の座り方。2駅先の腰越駅で下車。

(途中、奥の端の席に座っていた男性が向かいの人が座っていない真ん中の席に移動。端よりも真ん中の席が好きな人なのだろうか。)

・腰越→鎌倉

空席。1両に自分を含め4人しか乗っていない。この時間になると乗車している人が少ない/乗車してくる人もほとんどいない...江ノ電の人の夜は早い。

[鎌倉21:00発、藤沢行]

・鎌倉→七里ヶ浜

短髪の30代サラリーマン。金のネクタイで、機能的な黒のナイロンカバンを左手で膝の上に立てている。右手がバッグの裏へまわっているので確認できないが、ちらっと見えた限りではケータイを持っているよう。メールというよりはゲームをしているような雰囲気。

稲村ケ崎を出たあたりでケータイをやめ、時々あくびをしながら周りを見渡している。その目は疲れ気味。七里ヶ浜で下車。

・七里ヶ浜→鎌倉高校前

隣に座っていた40~50代のサラリーマンがスライドしたきた。白髪の混じった短髪で、ブルーグレーっぽいナイロンカバンを膝の上に寝かせながら、腕を組み、周りを見渡している。1駅先の鎌倉高校前で下車。

・鎌倉高校前→藤沢

空席。(部活後の高校生が押し寄せてきたさっきの鎌倉高校前とはまったく違い、人が乗車してこない。時間が時間だからだろう。やはり江ノ電人の夜は早い...)

[おまけ]

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鎌倉駅に備え付けてある自動販売機。さすが湘南、夜はまだまだ寒い今の時期でも冷た~いものしか売ってない。

[fwex1] 湘南台を歩く

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フィールドワーク番外編その1[fwex1]
日時:4月23日(月)13:00~18:00
場所:小田急江ノ島線湘南台駅
手段:徒歩

※このブログでは今後、フィールドワークのフィールドノート的記録をしていきます。ブログというパブリックなツールを利用しているにもかかわらず、自分に対する自分のためのメモ感覚で記述していくので、読みづらいとは思いますがご了承ください。

本来のフィールドワークは江ノ電と湘南モノレールの沿線ということになっているのだけれど、たまたま湘南台近辺を歩く機会があったので、番外編ということでこのブログにエントリすることに。(番外編なので細かい記述はあまりなしで、写真に対する一言二言コメントスタイルで。)

今回は前回のテーマである「湘南っぽさ」を探求することを引き継ぎつつ、歩いたことのない湘南台周辺を特に意識することなく気になった場所を写真にとらえるという方法でいくことにした。

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早くも目に入ったのがこの「湘」の文字の入ったロゴ。バックが青だからか、あるいは湘南台という場所だからか、ちょっと湘南っぽさを感じることができた。

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湘南台、台がつくだけに坂がちらほら。(写真で坂をみせるのはなかなか難しい...)普段バスを利用していると坂があることになかなか気がつかない。先日に一度だけ自転車で湘南台から大学へ行く機会があったのだけど、そこでも坂を感じることはできた。坂って、自動車ではなかなか気がつかない。(渋滞の原因になるくらいだし...)でも、車である自転車では唯一、坂を感じることができる。自転車もフィールドワークに有効なツールかもしれない。

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八幡宮にもセコム。時間のギャップ。ここでもセキュリティが必要なご時世なのでしょう。

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写真ではわかりづらいのだけど、このミニゴルフ場はこれでゲームが成立するの?ってくらい高低差がものすごい!そして平日の月曜だというのにプレイヤーがなかなか多い。年齢層が高めだったので、地元の人々だろうか。

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住所が書いてある電信柱の看板は、昔からずっと同じ色で同じデザインだと思っていたけど、今回近づいたらちゃっかりURLとQRコードが!電信柱でさえ、現代に適応していることに初めて気がついた瞬間。

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プロダクトではあるけど、モノ・場所に対して一番湘南っぽいなーって思ってしまったのがこの建物。なんというか、意図的に作っているんだろうけど、ところどころ波打っていて、いかにも湘南っぽかった。

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今回からアパートやマンションの名前には特に注視することにしたんだけど、今回見つけたのがこの「アンセーニュ」と「シャングリラ」。意味はともかく、そこからイメージされたのは西洋感というか王室感というか。そんなイメージと湘南が組み合わさってるわけで、それはもうゴージャス湘南。

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湘南という文字に対して最も湘南っぽさを感じたのがこの広告看板。(おそらく)手書きで、フォントが水色で波を打っているじゃないですか。典型的なイメージなんだけど、今回初めて見つけることができた。(こんなのが、江ノ島付近にはいっぱいあるんじゃないかなって、想像。)

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上の二つの写真は今回のフィールドワーク前後にみつけた湘南っぽい湘南の文字。

第01回フィールドワーク[fw01]
日時:4月19日(木)19:45~21:15
場所:江ノ島電鉄・藤沢駅~江ノ島駅
手段:徒歩

※このブログでは今後、フィールドワークのフィールドノート的記録をしていきます。ブログというパブリックなツールを利用しているにもかかわらず、自分に対する自分のためのメモ感覚で記述していくので、読みづらいとは思いますがご了承ください。

午後に大学での講義がひとつ、夕方に所用が一つ入っていたことから、初めて行うフィールドワークは夜に行うことになってしまった。日を改めて...とも思ったが、午後の講義はこれからもあるわけだし、昼に行うという縛りもある意味で必要ないのかなと思い、夜の湘南へ。

前回のブログで記述した通り、最初のフィールドワークでは「湘南という文字から湘南っぽさを読み解く」ことにすると決めていた。

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江ノ島電鉄と、湘南モノレールの沿線を範囲としたフィールドワークなので、初めてのフィールドワークは大学から一番近い江ノ島電鉄の藤沢をスタート地点に。そして、せっかくだから電車に乗らず歩いてみることに。電車での所要時間をチェックしたら、江ノ島駅まで江ノ電で10分...ということは徒歩で1時間もあればたどりつけるだろうということで目的地は江ノ島駅に設定。

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湘南っぽさを考えるきっかけになったのがこの車のナンバープレート。ナンバープレートの湘南という文字を最初にデジカメで撮影して、いざ出発!

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まずお目にかかったのがこの湘南薬品。藤沢駅周辺ということで、まだまだ湘南という文字は出てこないかなって思っていたけれど、やっぱりあるものなのだなと。でも、フィーリングだけどあまり湘南っぱさは感じられないフォント。(ちなみに、これから出てくる湘南○○に対する評価みたいなものは、決してその湘南○○そのものに対する評価ではないです。うーん、いま思ったんだけど、このやり方はマズいのかな?)

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江ノ島駅までに見つけることができた湘南という文字はこの4つ。やっぱり夜だと、江ノ電が住宅街を通っていることからも、暗くてなかなかみつけづらい。で、湘南という文字から伝わる湘南っぱさなんだけど、まだちょっと伝わらないかなって。いや、たぶん何も伝わらない湘南という文字はきっとありふれている車のナンバープレートなんだけど、ナンバープレートから湘南っぽさが伝わるのはやっぱりそれが春日部にあったからで、湘南という地に普通の湘南という文字があるのは、湘南っぽさを醸し出さないんだなって。

ただ、ちょっとおもしろそうだとおもったのが、湘南という文字とその横にある単語の組み合わせ。「湘南海岸」っていう文字は「湘南」よりも湘南っぽさを味わわせてくれる気がする。フィールドワークで「湘南○○」をひたすらコレクトする、っていうのもなかなかおもしろいかもしれません。

もうひとつ、それに近い感覚なのがアパートやマンションの名前。アパートやマンションの名前って、必ずといっていいほどカタカナと地名の組み合わせってパターンのような気がするんだけど、そのカタカナの部分にものすごく気合が入ってる。今回見つけたのはハイツとメゾンだけだけど、これからのフィールドワークではこの点にもちょっと注意してみようかなと。

さらにもうひとつ。湘南という文字を注視するというテーマ外で驚かされたことは、民家の玄関が江ノ電の線路に面していること!

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江ノ電の線路はところどころで小道との交差があって、「立入禁止」って看板が一応あるのだけど、どうもその小道は生活道路で人がわたってる感があったし、みんなのブログをみていてもやっぱり住民の方は平気で線路を渡ったり線路を歩いたり(スタンドバイミー!)しているようで、これだけでも驚きなんだけど、家の出入り口が線路に面しているなんて...

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今回撮った写真はFlickrに保管してあります。(一部)
http://www.flickr.com/photos/mockey/tags/fieldwork/

[fw00] 湘南を歩く

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アド街ック天国で春日部が取り上げられたときの話。「車の春日部ナンバー」がランキングの30位に入ってしまうほど、春日部には番組になるネタがないのかって思ったんだけど、そのときにちょっとだけ出演していた春日部人のインタビューで、「湘南ナンバーなんてかっこいいですよね」って言っていたのを今でも覚えている。そう、それはぼくも例外じゃなくて、春日部人の多くはなんとなく湘南ナンバーにちょっとした魅力を感じているような気がする。

春日部のある埼玉県には海がないからかもしれない。あるいは、春日部という三文字のナンバーよりもやっぱり湘南ていう二文字ナンバーのほうがしっくりくるからかもしれない。いずれにしても、海のある県や二文字ナンバーなんてのは湘南のほかにもいっぱいあるのだけど、どうしても「湘南」ていう文字にちょっとした魅力を感じてしまう。東京を挟んで向かいにあるお国だから、かもしれない。

春日部に住んでいて湘南を身近に感じさせてくれるのがこの湘南ナンバーなんです。春日部っていう街で稀に目にする湘南という文字。海もなければ湘南っぽい人もいない春日部という地を、湘南という文字を背負った車が平然と走っているだけで、車は全国に転がる車であるにもかかわらず、どこか湘南ぽさを感じさせてくれる。自分の頭の中で湘南という文字に刺激されながら湘南のイメージを思い浮かべているからなのかもしれない。パブロフの犬ほど大きなものではないけれど、湘南に限らずともたぶんそういう刺激と連想は普段から常に起きているような気がする。

今週から約二ヶ月にわたって、あまり訪れたことのない湘南をただ歩いてみようかと思います。春日部で思い描いていた湘南という雰囲気が、はたして本当に湘南たるものなのか。春日部で僕を魅了してくれたのは「湘南」という文字であるから、ベタであるかもしれないけどまずは湘南の地で「湘南」という文字にひたすら触れてみようかと思います。

約二ヶ月かけて湘南を歩いた後、再び春日部で思い描く湘南のイメージが変わっていたら、それが「わかることは、かわること」なのかもしれません。

shutdownday / workshopShutdown Day Workshop Tokyo 2007 #002

パソコンがないとどうなるか、というお話。これもおおきくわけるとふたつの展開が生まれたんだけど、ひとつは仕事ができなくなるということ。仕事にもいろいろあるしどの位置にパソコンが占めているかにもよるのだけど、加藤さんの話では最終的なアウトプット・プロダクトができなくなる、割田さんはインプットさえもできなくなるというお話でした。話の後半ではパソコンがないとアウトプットが人に魅せる形にならないよねって意見で全会一致したから、アウトプットはとりあえずおいておくことにして、shutdowndayで大事、というか気付かされたのはやっぱりインプットをどうするかということだろう。

仕事のほかにもうひとつ、つまりパソコンがないと仕事以外で影響が出るという意見も出て、松村さんの話では文字主体から離れるいい機会になるといった。一方の私はというとなにもできなくなるという発言をしたのだけど、これもさっきの仕事の話と似ていて、まず文字から離れる機会になるってことなのだと思う。インプットにしてもアウトプットにしても表現の方法が文字じゃないものに代わると松村さんは言っていたし、私もなにもできないとは言ったものの周りをよく見るようになった。(後からいらした東さんも同様の発言があったかな。)

なんというか、ここまでの話をここで勝手にまとめてしまうと、shutdowndayにできないことはアウトプット全般と文字でのインプットだから、shutdowndayにできることは残った「文字以外でのインプット」なんだろうなって。話の終盤に紙でのインプットは今でもバリバリ現役っていう話があったけれど、まさにそれが文字以外でのインプットなんだと思う。いや紙に書くのは文字だってのは承知なんだけど、書いたときの筆圧とか文字の崩れ具合とか、あるいはインプット元がそもそも文字じゃなかったりするわけですし。

これは実は逆説的に言えばパソコンがいくら普及しても紙を代表とした「文字以外でのインプット」を失うことはないってことになりますよね。shutdowndayではこのことを強く意識できる日ということになるのではないでしょうか。

shutdownday / workshopShutdown Day Workshop Tokyo 2007 #001

ワークショップに参加したメンバー各々のshutdowndayの過ごし方や価値観について。

加藤さんはshutdowndayを事前に確認していたために、前日までにパソコンを使った仕事を片づけておいたりパソコンを介したネットワークにあらかじめ断りを入れておくことでshutdowndayにおける滞りというものを回避したそうだ。一方、割田さんは無意識にパソコンを使わない日はあると言う。逆に言えば、意識的にshutdownするのは無理だとのこと。

前者はパソコンやネットワークを仕事上に位置づけていて、後者はパソコンをライフスタイルの一部に位置づけているという明確な違いが明らかになった。確かに仕事には平日と休日というものがあって使い分けが可能であって、生活にはオンとオフの切り替えがあまりはっきりとしたものではない。

個人的にはshutdowndayを意識しながらパソコンやインターネット、ケータイまでもをなるべくshutdownするように心がけていて、まぁほぼ達成はできたのだけど、なんだか疲労感でいっぱいになってしまった。特にケータイは。で、翌日は一日中ドライブで外出していたために無意識的にパソコンとケータイを使わない一日を過ごした。レジャーとして家を出ているとまずパソコンは使わないし、パソコンを使わないぞっていうプレッシャーに襲われることもないからそういう意味では疲労しない。

まとめるにはまだちょっと早いけど、ケータイのようにパソコンがどんどん我々の生活に溶け込んでいくと、意識的にそれをshutdownするのは難しくなってくるし、その一方で無意識的に過ごせば別にどうってことなかったりする。でも、ケータイはもはやどこへ行くにも必須のアイテムで、仕事だろうが生活だろうがもっていなければならないものと化してしまっている。もしもパソコンの行き着く先がケータイのようなものであるとすれば、shutdowndayがものすごいプレッシャーになるだろうし、ケータイと住み分けがされればshutdowndayはさほど影響のあるものにはならないのだろうな。

shutdownday / workshop

shutdownday

もうずいぶん時が経ってしまったけれど、2007年3月24日が実はshutdowndayという位置づけの日だった。shutdowndayとは、「コンピュータの電源をオフにする日」。元々は海外のウェブサイトshutdownday.com(現在はshutdownday.org?)が呼びかけ始めたネット上でのイベントで、それが日本にも波及。波及といっても知っている人はごくごく一部なのだけど。

日本ではコンピュータ、つまりPCがだれにとっても生活の必需品というわけではない雰囲気である一方で、ケータイは生活の必需品という位置づけにありつつあるんじゃないかと思って、個人的にこの日はパソコンに加えてケータイもshutdownしてみようと数日前から身構えることにしていた。

以前、「ケータイを1週間使わない」ことに2人の芸能人がチャレンジする企画がテレビ番組で放送されていて何気なくそれを観ていたことがあったのだけれど、2人とも途中であっさりとリタイアしてしまって驚いた覚えがある。ひとりは待ち合わせ場所を事前に確認していなかったがために、待ち合わせ直前に連絡せざるを得ない状況に、もうひとりは上司からの着信に通話せざるを得ない状況に陥ったところでリタイア。

前者の場合、ケータイが当たり前の存在になったことから待ち合わせ場所は会う直前に通話で確認すればいいという認識から生まれたもので、後者の場合も、やっぱりケータイが当たり前の存在になったことからケータイが自分の人格という位置づけになって着信を受けないと失礼に当たると判断したことから生まれたものなんじゃないかなって。

前者はshutdownする日を事前に身構えておけば回避できたもので、後者はshutdownを意識することでケータイを固定電話という位置に戻せば後々上司にも説明が済んだんじゃないかって、テレビを観ながらなんとなく思った覚えがある。(後者の場合、その上司はshutdowndayを知らないのだからケータイの位置づけがずれて後々叱られる恐れがあるけれど。)

そんな体験があったから、3月24日のshutdowndayには結構自信があった。テレビの企画に比べたら1日だけだし、人と会う約束は会ったけど仕事ではないからそれほどの緊張感もなかった。前日までは。

workshop

shutdowndayの存在を初めて知ったのは松村太郎さんが運営するtarosite.netだったのだけれど、ちょうどそこでshutdowndayにワークショップを行うという告知があったのでそれに参加することにしてみた。松村さんとは何度かお会いしたことがあったけれど、連絡手段がメールしかなかったためにメールでアポをとる。shutdowndayの前日までに、当日の待ち合わせ場所と時間をメールでやりとり。

shutdownday当日はケータイを持ち歩くことにはたけれど、ふとケータイを使おうと思った瞬間にメモをしながら使用を抑えることにした。shutdowndayのはっきりとした定義はまだなくて、最初は「パソコンとネットワーク、たとえばインターネットの利用をしない日」だと思っていたのだけれど、日本ではそれがあまりおもしろくないんじゃないかと思ったので、個人的には「ネットワークを含むパソコンとケータイ、そしてその周辺機器の利用をしない日」と定義した。

オンラインだけでなくオフラインでのパソコンやケータイといった、やや広義のコンピュータの利用を休めることで、生活の豊かさが不便になるんじゃないかっていう実験的な興味があったので。(完全な広義にしてしまうとCPUを内蔵した身の回りのモノ(たとえば白物家電)のほとんどが使用できなくなってしまい、もはや生活が成り立たなくなるだろう。)

オフラインのパソコンとケータイ、そして周辺機器となると、パソコンで観るテレビやケータイのアラーム、iPodなんてのも利用できなくなる。実際のshutdownday当日のメモでは、ケータイのアラームはミニコンポのタイマー機能に代替(5年ぶりの利用!)、目的地設定型の時刻表検索は早めに家を出ることで代替し、その一方で代替できなかったものとしてiPodは持ち歩かない、workshopに関することを事前に調べられない、天気が調べられない……などという記録が残っていた。(唯一、デジカメだけは使ってしまった。記録が翌日以降に残るから、という勝手な言い訳。そういえば、ケータイを時計としても使ってしまっていた…shutdownを貫徹できていなかったな…)

これは今思えば、パソコンやケータイ、その周辺機器で生活が豊かになっていた一方でその生活はカツカツであったんじゃないかってこと。カツカツというか、詰め込みすぎていたというか。ケータイでworkshopの調べ物をしていたら1時間あまりの電車の移動の半分くらいはまわりがみえていなかったように思う。これはworkshopで東さんも「ケータイをshutdownすることでまわりをよくみるようになった」と述べていたことと同じだろう。

話を元に戻そう。ケータイを使わないで待ち合わせするということを前日まではっきりと意識していて、待ち合わせ場所と時間もちゃんとメールで確認していたので、ケータイは使うまいと確信していた。

でも、待ち合わせの時間を少し過ぎてから松村さんからの着信。workshopの会場を知らない、出なければ失礼、電話以外の代替で後々連絡をとるには時間がない……などの不安が一気に襲ってきて、あっさり着信をとりました。

workshop直前までの体験だけでも、コンピュータやネットワークをshutdownすることの意味がずいぶんわかった気がします。今回のshutdowndayはまだ初の試み(?)ということもあって日本での定義がまだはっきりできていないけど、定義がしっかりできてある程度知られるようになれば、shutdownしたときの意味が共有できそうな気がします。(松村さんは今回、ケータイをshutdownの対象から外していました。)皆、ケータイのない生活を10年前までしていただけに、見方によっては「1日だけでも昔に戻った感覚を楽しむことができる」のがshutdowndayだと思います。これはこれでありでしょう。

workshopの収録とそのフリカエリはまた別のエントリにて。

tarosite.net :
Shutdown Day Workshop, Tokyo on 24 March 2007

mockey.log :
shutdownday / workshop Tokyo podcast #02
shutdownday / workshop Tokyo podcast #01

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modernomadology...とは、考現学(modernologio)とノマド(nomad)を組み合わせた造語です。
ネットの世界やデジタルガジェットを通じた新しい文化保存学を考案したい…と考えつつ、実際はガジェットのレビューやライフスタイルの実践をご紹介していきたいと思っています。

最近は特に、携帯電話やムービーがおもしろい!携帯電話のムービー機能はいつの間にかビデオカメラ級に迫っており、回線の速度や容量もムービーをメールでストレスレスに送信できるレベルになっています。

modernomadologyではレビューやムービーを中心に、デジタルガジェットとライフスタイルの新しいカタチを提案していきたいと思います。
Author
me2007 もちき しゅんすけ
SFC graduate school
(fklab / vanotica)
arcarna Inc. internship

こんにちは。modernomadologyはまだ立ち上げたばかりのブランドですが、少しずつきちんとしたものにしていきたいと思います。よろしくおねがいします。

2002 年よりウェブ日記、2004年にはMovableTypeにてブログを、2005年にはモブログを始めています。2007年からは弊サイト modernomadologyを拠点とした様々な記録法を実践しながら、コミュニケーションをデザインして行きたいと思います。

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